白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は町内大町の事業拠点ノシキで、人材育成講座の受講者たちが制作した木彫りやアイヌ文様刺しゅうの作品展示会を開催している。31日まで。
同協会はアイヌ政策推進交付金を活用し、町の委託業務「アイヌ文化保存・伝承・発展活動推進事業」の一環で次世代にアイヌ文化を継承する人材育成事業に2019年度から取り組んでいる。
会場では、昨年8~11月に町内各地域の生活館で実施した刺しゅう講座と木彫講座の受講生による約40作品が並ぶ。アイヌ文様の刺しゅうを施した前掛けや伝統文様を彫刻した木製の皿などがあり、同協会の担当者は「展示会がアイヌ文化への理解促進と商店街のにぎわい醸成、回遊性向上に役立てば」と話している。
入場無料。午前9時~午後4時(土日曜日、祝日は休み)。問い合わせは同協会 電話0144(84)5130。