全国の損害保険会社で構成する日本損害保険協会北海道支部は27日午後1時30分から、胆振東部地震を振り返る地震防災・減災シンポジウムをオンラインで開催する。震度7を観測した厚真町をはじめ、道内全域の被害状況や復興の過程、今後の備えなどについて専門家らが伝える。
被災後の生活再建や災害から得た教訓について、自分事として考えてもらおうと企画。2部構成で行われ、1部は基調講演。厚真町と関わりの深い東北学院大学の定池祐季准教授が震災からの復興プロセスを紹介するほか、札幌管区気象台気象防災部地震情報官の阿南恒明氏が内陸部を含む道内の地震リスクについて解説する。
2部はパネルディスカッションで、定池准教授のほか北海道開発局の米津仁司建設部部長、厚真町観光協会の原祐二事務局長、銀座パートナーズ法律事務所弁護士で気象予報士などを兼ねる岡本正氏、同協会の大知久一専務理事が登壇。それぞれの分野での復旧や復興への取り組み、公的支援や経済的な備えについてもアドバイスする。
一般の参加は無料。希望者は当日正午までにQRコードから申し込む。
問い合わせは同協会北海道支部 電話011(231)3815、メールアドレスhokkaido@sonpo.or.jp。