胆振地域子ども会育成連絡協議会主催の第34回胆振地域子ども会かるた大会(昨年12月10日、安平町)で、白老町の小学生チーム「白龍の桜華」が優勝し、15日に白老町役場の大塩英男町長と安藤尚志教育長に全道大会への出場や意気込みを報告した。
チームは、東奏夢(りずむ)君(11)=萩野小6年=、山口暉乃さん(10)=白老小5年=、山口詩乃さん(9)=同3年=の3人。
地区大会には、北海道固有の文化である百人一首「下の句かるた」に取り組む小学生5チームが出場。トーナメントで2試合を勝ち上がり、3試合目の決勝は室蘭のチームに接戦で勝利した。全道大会出場はチーム前身の竹浦子ども会の2008年以来16年ぶり。10年に現在のチーム名となってからは初という。
報告には3人と指導者で竹浦在住の久保貢さん(61)が来訪。第27回北海道子どもかるた大会(2月18日、札幌市)への出場に向けて、最年長の東君は「お手つきをしないよう練習に励む」と活躍を誓い、山口暉乃さんも「相手の札を取りに行く」と気合十分。妹の詩乃さんは「胆振の大会で初めて優勝できてうれしかった」と笑顔を見せた。
久保さんは「3人とも堂々とした試合で全道行きを勝ち取った。全道の壁は高いが、まずは1勝を目指して大会に臨みたい」と意気込む。3人は放課後の週2回、白老中央公民館などで3時間程度の練習を重ねているという。26日午後5時から同館で練習する予定で、興味のある小中学生は見学可能。
大塩町長は「記憶や集中力が必要な競技であり、優勝は日ごろの鍛錬の成果。これからも活躍を」とエールを送った。
見学に関する問い合わせは町教育委員会生涯学習課の水上さん 電話0144(85)2020。