白老町のポロト湖で16日、冬の風物詩ワカサギ釣りが解禁された。シーズン到来を待ちわびた愛好者が集まり、氷の下の小さな魚が糸を引く感触を楽しんでいる。湖面に張った氷の厚さが20センチを超えたため、昨シーズンより15日早く解禁した。
防寒着に身を包んだ町社台の三澤敏男さん(75)は「寒さの中で、さお先に伝わる繊細な感触が魅力」とさおを手に笑顔を見せた。
釣りは有料で、当日券は大人(中学生以上)800円、子ども400円。通年券は大人5000円、子ども2500円。湖畔のポロトの森インフォメーションセンターで氷の穴開け具を無料で貸し出す。釣りざおのレンタルは有料で、餌や仕掛けも販売している。
営業時間は午前8時から午後4時まで。トイレと30台分の駐車場がある。問い合わせは同センター 電話0144(82)6755。
ワカサギ釣りは白老観光協会が運営し、毎年1月から3月上旬ごろまで楽しめる。昨年は1月31日から3月5日までに延べ3027人が訪れた。