むかわ町の鵡川高校生が主催する地域住民の世代間交流会が13日、町末広のム・ペツ館で開かれた。幼児から90代まで約20人が参加し、町内のキャラクターを使った福笑いやパラリンピックの種目にもなっているボッチャで触れ合い、楽しいひとときを過ごした。
生徒たちは昨年、地域の課題と解決方法を見いだす探究学習「むかわ学」の一環で町民100人にアンケートを実施。「世代間の交流が少ない」という声が多かったことから、昨夏に続き世代間交流会を企画した。
ボッチャでは子どもと大人が一緒になるようにチームを構成し、多世代が力を合わせて競技に挑んだ。町職員の高尾悠貴さん(20)は「世代の違う人と関わると壁を感じることが多いが、きょうはその壁が薄くなった。継続することでなくなっていくと思う」と効果を期待した。
交流会を企画した同校2年の栗山結衣さん(17)は「私たちが卒業してこの取り組みが終わってしまったら意味がない。町民の協力を得て継続、発展させたい」と希望する。渡辺のえるさん(17)は「まずは地域の方々と課題を共有していき、むかわ町を良くしていくことを考えていきたい」と話していた。