安平町の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人アビースポーツクラブ」は、設立5周年を記念してイベント「ウインターフェス2024」を20、21両日、町内のときわ公園(早来北進)、追分公民館で開く。雪遊びやスケート、講演会など盛りだくさんの内容で、幅広い年代に参加を呼び掛けている。
同クラブは、2018年に発生した胆振東部地震で学校のグラウンドが自衛隊ヘリの離着場所になったり、体育館が損壊して使えなくなったりしたため、子どもたちのスポーツ環境を守ろうと震災翌年に発足した。現在は野球やサッカー、バレーボール、スケート、一輪車のクラブなど13団体が加盟し、教室やイベントなどを展開。町内の中学校などの部活動が地域移行する際の受け皿としても役割を果たしている。
20日はときわ公園で午前10時からスポーツ雪合戦、屋外スケートリンクで午後1時半から好評のスケートフェスティバルを開催する(いずれも参加無料、事前申し込みが必要)。このほか雪遊びのコーナーを設け、理学療法士による特別教室(午前11時~、早来町民センター)、宝探し(午後2時30分~、屋外リンク)、アウトドア、サウナの体験も実施する。会場にはキッチンカーも駆け付け、飲食物を提供する。
21日は午前10時から追分公民館で講演会を開き、地元出身の北京冬季五輪スピードスケート日本代表、中村奨太さんや東京大学卒の畑山優大さんから、「夢を叶(かな)える力」をテーマにした話を聞く。
事前申込者などに、数量限定で同クラブ5周年を記念したオリジナルトートバッグをプレゼントする。両日とも参加は無料で送迎バスも用意(申し込み必須)。イベント全般の詳細は同クラブホームページの特設ページで紹介している。
クラブマネジャーの鳥實裕弥さん(30)は「イベントを通してより多くの人に感謝を伝えたい。遊んで食べて、安平の冬を愉(たの)しんでもらいたい」と意気込む。
問い合わせは同クラブ 携帯電話080(4294)3634、電子メール=ab.sportsclub2019@gmail.com=。