白老町の行政と民間による共同組織、しらおい移住・滞在交流促進協議会(会長・熊谷威二白老町商工会会長)は、移住促進PR事業の一環で、魅力ある町民を紹介するための取材を進めている。1月末までに9組を取材し、4月以降に順次移住希望者に向けて発信していく。
同協議会は、少子高齢化による人口減少で同町の経済、福祉、交通、防災などの維持が難しくならないよう、移住定住の促進に取り組んでいる。昨年は11月に移住者交流会を催し、12月には移住した女性3人の様子を紹介する動画をユーチューブ上で公開した。
現在進める取材は、内容を紙媒体にすることなどを視野に入れて年度内にまとめ、24年度以降に活用していく。取材の対象は、白老町生まれの若者、子育て中の就労者、絵画や彫刻などの特技を持った高齢者など。同町で感じてきた地域の魅力や強みを同協議会のスタッフが聞き取り、札幌市のプロカメラマンが活動の様子を撮影している。
昨年12月に6組を取材し、今月は3組に行う予定。事務局の担当職員は「白老の魅力の一つは人の素晴らしさ。紹介することで移住、定住を決めるきっかけにしてもらえたら」と意気込んでいる。