2024年安平消防出初め式が8日、町内の早来町民センターで開催された。胆振東部消防組合消防署安平支署と追分出張所の職員や、安平消防団の団員ら約130人が参加し、災害のない一年を願った。
職員、団員と消防車両が同センター前の通りを観閲行進した後、室内ホールに場所を移して式典を行った。及川秀一郎町長は「災害の多様化により消防の必要性は高まっている。消防人としての高い誇りと重要性を認識し、心身の鍛錬、技術の向上に励み、町民の厚い信頼と期待に応えてもらいたい」と結束を呼び掛けた。
安平消防団の黒川忠明団長は訓示で、「胆振東部地震から5年がたち、復旧復興が進んだが、被災した方々は不自由な生活を余儀なくされている。安全で安心して暮らせる安平町の実現のため一致団結し、より一層、消防防災機能の発揮に力を注いでいく」と述べた。
長年の功績をたたえる消防庁長官表彰や日本消防協会表彰などの伝達も49人を対象に行われた。