2000年3月に苫小牧市美園町に第1号店を構え、以来「やき工」として市民に親しまれ、現在、市内に3店舗を展開する。03年6月にオープンした日新店でも「ぶた正」（3串入り1033円）は人気の一品だ。

　店内で1本1本炭火で焼いている自慢の品で、1本に使われる豚肉の量は110グラム以上と、ボリューミー。脂に甘みがあり、ジューシーな四元豚を使用、肉と肉の間には道産タマネギを挟んでいる。

　豚肉はブロック単位で仕入れており、沼ノ端の本部で手仕込みし各店舗へ。多い時には、3店舗合計で1日60キロを串打ちにしている。しょうゆベースでシンプルな甘いたれは、隠し味にブランデーを入れており、渡辺謙司専務（47）は「創業以来同じ味」と話す。

　老若男女を問わず注文が入り、「からしとよく合う。皆で分けて食べる人が多いが、串のまま食べるのもお薦め」とアピールする。

　このほか、同店限定の揚げ物や握りずしの提供もあり、しょうゆラーメン、ホットショコラなども人気だ。無料通信アプリ「ライン」登録で一部商品が割引になるほか、子どもと女性は、「やき工最高」と店員に声を掛けると、バニラアイスが無料となる。

　苫小牧市日新町4の3の25。営業時間は午後4時～午前0時半（ラストオーダーは午後11時50分）。原則年中無休だが12月31日、来年1月1日は休み。電話0144（75）6553。