白老町の地学協働コンソーシアム代表者会議(田村直美会長)の第2回会合が21日、白老東高校で開かれた。同高校で進められ、今年度が最終年度となる道教委の地学協働活動推進実証事業「北海道CLASSプロジェクト」の方向性や、仙台藩白老元陣屋資料館で活躍する高校生ガイドの展望を事務局員らが報告した。
同高校は2021年度、地域と学校の連携教育を目指す実証事業の推進校となり、同会議は実現に向けた情報収集、意見交換の場として同校や道、町、文化、教育、商工観光関係者らで22年に組織された。
この日は関係者23人が出席。報告では、実証事業の推進校として役割を終えた後も、同コンソーシアムが地学協働の取り組みを継承し、構成団体や地域コーディネーターで子どもたちの学力や社会人としての基礎的な力を高めていくことを確認した。
高校生ガイドについては、同資料館職員の三浦和男さんが同資料館友の会で受け入れ、指導目標の設定や懇談を行って養成していることを説明。「生徒たちは自己肯定感を高め、社会人として羽ばたく気付きを得ている。また、若いガイドと高齢ガイドの相互理解が敬意に昇華する取り組みにもなっている」と語った。