ファン獲得へ、魅力発信⑪高田航太マネジャー

  • 特集, 鷲の巣~チームを支えるスタッフ~
  • 2023年12月21日
ファン獲得へ、魅力発信⑪高田航太マネジャー

 ―マネジャーとして意識していること。

 「会場に足を運んでくれる人、運べない人も含めチームを応援してくれる人に試合以外でも楽しんでもらえるよう、ユーチューブやSNSの企画を立てている。見てくれる人に良いものを届けたいので、アップする写真や動画についてもデザインの統一性など時間をかけ、一つ一つこだわっている。ホームゲームの演出や進行は、スタッフでゼロからつくり上げていく。毎回とても大変だが、会場の反応がいいと楽しくなる」

 ―競技の新しい楽しみ方を模索している。

 「アイスホッケーっぽくない、以前とは違うものを取り入れることで、試合観戦の経験が少ないお客さんにも楽しんでもらいたい。長年アイスホッケーを観戦してきた人は、もしかしたら違和感を感じる部分もあるかもしれないが、新規のファンを獲得するには必要なことと思っている。いろんな挑戦をして効果が見えれば他チームと情報を共有したり、一緒に取り組んだりしながらリーグ全体でアップデートしていきたい」

 ―プレーヤーの経験を踏まえたチームへの思いがある。

 「2019年、廃部が決まっていた日本製紙クレインズとのプレーオフ戦(釧路市)は、お客さんが会場を埋め尽くしていた。子供の頃から地元クレインズのファンで、何度も足を運んだスケートリンク。いろんな思いが詰まった会場で、自分が引退する最後の年、満員の中でプレーした時の光景は目に焼き付いている。また見たいと思っているし、現役選手にも経験させたい。今はなかなかそうした光景を目にすることは難しいが、お客さんに楽しんでもらい、実現させたい」

 ―来場者数の増加を目指すためには。

 「今季は来場者数1500人を目標に打ち出している。飛躍して増えることはないと思うので、一つ一つを継続していくことが大事。力の入った単発のイベントもあるが、そこに注ぐ『本気』を毎回やっていかなければならないし、新しいことにも取り組んでいかなければならない。その熱量を継続していくことが少しずつ結果につながる」

 「試合ではMCが会場を盛り上げてくれるし、タオルやペンライトを掲げることも浸透してきて毎回応援の練習もしている。何度も来ている人の応援の仕方を見ながら、初めて来た人が一緒に応援しやすく、楽しみやすい環境づくりをしたい。そうやって楽しみ方を提供し続けて、また足を運んでもらい、人が新たに人を呼んでくれるようなサイクルが持続していけばいい」(終わり)

 ▽プロフィル

 1993年12月13日生まれ、釧路市出身。2012年から7年間、王子イーグルスでプレー。引退後もスタッフとしてチームに携わり、試合の演出や企画、事務管理などの業務をこなす。今季から市役所チームに所属し、プレーをしながらアイスホッケー界をどう盛り上げようか模索中。

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