白老町役場で18日、2023年度統計功労者の伝達式が行われた。長年にわたり国の統計調査に従事した鈴木靖男さん(82)=総務大臣表彰=、湯浅精三さん(80)=道知事感謝状20年級表彰=、奥村勇さん(76)=同10年級表彰=に表彰状が贈られた。
総務大臣表彰は複数省庁の調査に32年以上、45回以上関わった人、道知事感謝状は統計調査年数が規定の年数に達した人に与えられる。鈴木さんは1985年の商業統計調査以降69回、湯浅さんは同年の国勢調査から45回、奥村さんは70年の国勢調査から13回の調査に従事した。
大塩英男町長は、統計調査員の地道な調査が政策の根拠になっていることを強調し、「皆さまが集めた統計データは、まちづくりに大きく役立っている」と表彰状、感謝状を手渡した。
鈴木さんらは2003年の個人情報保護法成立以降、調査を拒否されるケースが相次いでいるとして、統計調査の重要性に対し、町民理解が広がることを期待。「調査に協力してくれた関係者、事業所のおかげであり、今後も人との出会いを大切に調査をしていきたい」と口をそろえた。