室蘭開発建設部苫小牧道路事務所が整備を進めてきた国道234号の安平歩道の工事終了に合わせて14日、事業完了セレモニーと現地での旗の波運動を行った。同建設部や町の職員ら約30人が出席し、歩道の完成を祝うとともに、ドライバーに安全運転を呼び掛けた。
工事をしたのは、安平工業団地付近の町内追分地区から苫小牧方面へ向かう国道。400メートルにわたって歩道を新設し、歩道を含む約1・2キロにかかる路肩を拡幅した。2021年度に着工し、今月8日に完成した。
関係者によると、現場は大型車両の通行が多いほか、付近にスクールバスの停留所があり、児童生徒の通学などにも利用されている。旗の波運動に先立ち、安平公民館で事業完了セレモニーが行われ、及川秀一郎町長は「国道の通行量が多い場所で歩道がないのは課題になっていた。安平地区、追分地区をつないだ地域の皆さんの交流に結び付けば」とあいさつ。同建設部苫小牧道路事務所の西山泰幸所長は「町民の一層の交通安全意識醸成につながれば。事故ゼロがいつまでも続いてほしい」と期待を寄せた。
この後、現地の真新しい歩道で横に列をつくり、「スピードダウン」「シートベルト着用」と記された交通安全旗を掲げて注意を促した。