白老町虎杖浜に製造拠点を持つ化粧品メーカー、ナチュラルサイエンス(本社東京、小松令以子社長)のグループ会社、希松(同、同)は8日、町に企業版ふるさと納税として100万円を寄付した。
同社の寄付は2年連続。善意は両社の希望で竹浦、虎杖浜地区の振興に関わる事業に使われる。
町の企業版ふるさと納税への寄付は昨年10月以来、通算11例目となり、累計額は2865万円。
小松社長が町役場を訪れて「虎杖浜地区の発展を願う」と善意を寄せ、大塩英男町長は「まちの活性化につながるよう活用させていただく」と感謝状を手渡した。
希松は1992年、ナチュラルサイエンスは96年に創業し、それぞれ化粧品やスキンケア商品の開発、製造に携わる。2017年から22年にかけて旧虎杖中学校跡地に自社製品の製造工場「ナチュラルファクトリー北海道」、庭園施設「ナチュの森」、文化拠点「自然と科学のミュージアム 森の工舎」を開設している。
同日は、昨年、公益のために町に私財を寄付した個人、法人に贈られる紺綬褒章の伝達式も行われた。