安平町の追分公民館で、例年2月に「アイスキャンドルとコンサートの夕べ」を開催してきた町民有志の実行委員会は、来年のコンサートを取りやめ、アイスキャンドルの点灯のみにすることを決めた。アイスキャンドルは多くの町民が参加するまちぐるみのイベントにしたい考えで、近く発行の町報でアイスキャンドルの作り手を募集する。
「アイスキャンドルとコンサートの夕べ」は、屋外にともしたアイスキャンドルが公民館の大きな窓から見える幻想的な雰囲気の中、音楽を楽しむイベントとして10年以上にわたり続いてきた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年以降は中止。この間、参加団体メンバーの高齢化や活動の縮小、他のイベントへの出演移行などもあり、コンサートの開催に区切りを付けることにした。
一方、アイスキャンドルは、まちなかを明るくしようとコロナ禍でも継続し、駅前通りや市街地に600~800個を飾ってきた。来年もJR追分駅前や早来、追分両地区市街地で同規模のアイスキャンドル設置を検討している。
イベントは例年2月の第1土曜日に開催しており、実行委は今月から作り手を募集する。キャンドルのバケツなど作製に使う道具などは貸し出しするという。事務局長の中崎凌さん(24)は「自分が作ったアイスキャンドルを、まちなかに展示して楽しんでもらえたら」と参加を呼び掛ける。
問い合わせは町教育委員会社会教育グループ 電話0145(29)7030。