鹿児島県・屋久島沖で米空軍のCV22オスプレイが墜落した事故で、米空軍は4日、現場付近海域の捜索で、事故機に搭乗していた5人と機体の一部を発見したと発表した。うち2人を収容し、身元確認を進めている。
関係者によると、米軍と海上自衛隊が潜水士による捜索を実施した。見つかった機体はコックピットを含む前方部分とみられ、同日午後から引き揚げ作業に入ったという。
防衛省や海上保安庁などによると、オスプレイは米軍横田基地(東京都)に所属し、8人が搭乗。11月29日午後2時40分ごろ、屋久島の東約1キロの海上に墜落した。同日夕、周辺海域で男性乗員1人が発見されたが、死亡を確認。遺体は30日、米軍側に引き渡された。
自衛隊や海保、米軍などは、墜落現場近くの海域を中心に不明となっている7人の捜索を続けていた。