厚真町に師走の到来を告げる第43回歳末助け合いチャリティ演芸大会が1日、町総合福祉センターで開かれた。町内で活動する文化団体から24組が出演。ステージ上でカラオケや舞踊、和太鼓などを繰り広げ、会場は温かい雰囲気に包まれた。
町婦人団体協議会(藤本昭子会長)が主催、町教育委員会が後援する年末恒例のイベント。毎年12月1日に開いているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年間中止しており、4年ぶりの開催となった。
町役場の新人職員は組体操や楽器と歌で「上を向いて歩こう」を披露し、会場の笑いを誘った。厚真郷芸保存会は迫力満点の和太鼓演奏を展開し、あつま手話の会「てのひら」は「碧いうさぎ」「世界に一つだけの花」を表現した。
宮坂尚市朗町長も登壇し、「町民の皆さんの真心のこもった熱い気持ちを披露してもらえたら」とあいさつ。胆振東部地震から5年がたち、「日常を取り戻しつつある」とした上で「来年はさらに良い年に」と願い、町の「ATSUMA LOVERS」(アツマラバーズ)のアンバサダーでもある半崎美子さんが歌う「明日を拓こう」を歌い上げた。
プログラムは入場券として一口300円を募り、集まった益金は町社会福祉協議会に寄付して役立てられる。