イスラエル軍、ガザで戦闘再開 「ハマスが合意違反」―パレスチナ人100人超死亡

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  • 2023年12月2日
イスラエル軍、ガザで戦闘再開
「ハマスが合意違反」―パレスチナ人100人超死亡

 【エルサレム時事】イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を再開した。戦闘は11月24日から休止に入り、2度延長されたが、1日午前7時(日本時間同日午後2時)の期限までに3度目の延長はなされなかった。AFP通信はガザ保健当局の情報として、イスラエル軍の攻撃再開によりガザの死者は109人に達し、数百人が負傷したと伝えた。

 イスラエルのネタニヤフ首相は声明で、「ハマスが合意に違反した」と再開の理由を説明。「女性の人質を解放する義務を果たさず、イスラエル市民へロケット攻撃を加えた」とハマスを非難した。

 イスラエルとハマスの協議を仲介するカタールの外務省は1日、戦闘再開後も仲介当事者が休止実現に向けた働き掛けを続けていると発表したが、空爆強化で「仲介の努力が複雑になり、ガザでの人道的惨禍は悪化する」と懸念を示した。戦闘休止までにガザでは1万4000人以上が死亡しており、人道危機の一層の悪化が懸念される。

 イスラエル軍によると、1日朝の期限切れ直前にガザからのロケット弾を迎撃。その後、ガザ境界付近を対象に空襲警報が繰り返し発令された。軍は「ハマスのテロ拠点200カ所以上を空爆した」と強調。ガザの広範囲への激しい空爆で、多数の民間施設も被害を受けているもようだ。

 これに対しハマスの軍事部門はSNSで、「民間人を標的としたことへの報復」として、イスラエル南部アシュケロンやスデロトなどにロケット弾を発射したと表明。イスラエル領内の基地やガザ市周辺に展開する軍部隊も攻撃したと主張し、徹底抗戦の構えを見せた。

 戦闘休止期間中、ハマスは人質にしていたイスラエル人や外国人計105人を解放し、イスラエルも収監していたパレスチナ人240人を釈放した。休止延長には、ハマスが1日当たり10人を引き渡す必要があったが、女性や子供が少なくなり、イスラエルに解放者リストを提示できなくなったとみられる。

 イスラエル軍は今後、多数の住民がガザ北部から退避し、ハマス幹部らも潜んでいるとされるガザ南部へ地上侵攻を拡大する構えだ。ネタニヤフ氏は11月30日、イスラエルを訪れたブリンケン米国務長官との会談で「ハマスを完全に排除するまで戦争を続ける」と改めて明言した。

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