2025年大阪・関西万博の開幕まで500日となった30日、日本国際博覧会協会(万博協会)は前売り入場券の販売を開始した。専用サイトなどで購入できる。18歳以上の大人の料金は4000円からで、開幕後に販売する「一日券」(7500円)に比べて安くなっている。
万博は25年4月13日から10月13日までの半年間、大阪市の人工島「夢洲」で開催。政府や協会は来場者数約2820万人、約2兆円の経済波及効果を見込む。
前売り券は、開幕から2週間のうちに1回入場できる「開幕券」で、18歳以上の大人が4000円、12~17歳が2200円、4~11歳が1000円。開幕から約3カ月後まで使える「前期券」(大人5000円)や、24年10月6日までに購入すれば、会期中いつでも入場できる「超早割一日券」(大人6000円)などもある。
協会は、万博の運営費約800億円を入場券の収入などで賄う計画で、約2300万枚の販売を見込む。このうち約1400万枚を前売り券として販売することを目指す。
前売り券について協会は、経済界に約700万枚の購入を依頼。関西経済連合会は、関西の企業全体で計約300万枚を購入する見通しを示している。