白老町共同募金委員会の田村文一前会長(89)=町社台=が28日、白老町役場の大塩英男町長を表敬訪問し、中央共同募金会から15日に同会長表彰を受けたことを報告した。同表彰の受賞は町内初。北海道共同募金会によると、これまで道内で表彰を受けた7人のうち、田村さんが最年長で奉仕年数も最も多い34年。
役場には、田村前会長のほか三女の直美さん(52)、平野弘現会長(79)、庭山了事務局長(60)の4人が訪れた。田村前会長は「白老の福祉に役立てたなら幸い。今後もできる限り力を尽くしていきたい」とあいさつ。大塩町長は「献身的な活動が実を結ばれた」とねぎらうとともに「引き続き地域福祉に尽力を」と述べた。
田村さんは町社台出身。1989年7月から2023年7月までの間、評議員や理事などを歴任。このうち10年から12年間会長を務めた。1998年には永年勤続奉仕者として道共同募金会長表彰を受けている。