安平町追分地区にある道の駅「あびらD51ステーション」で23日、「恐竜ワールドむかわ展inあびら」(安平町主催、あびら観光協会共催、むかわ町後援)にちなんだ「むかわフェア」が開かれた。子どもに人気の化石クリーニング体験が行われたほか、さまざまな恐竜グッズが並び、多くの家族連れを呼び込んだ。
町の担当者によると、化石クリーニング体験は、午前、午後の部とも受け付け開始直後に定員30人に達し、急きょ枠を増やして対応。この日一日で91人が、ハンマーを使って岩石から化石を取り出す作業に挑戦した。札幌市から家族らで訪れた五十嵐琉偉君(6)は、「初めての化石クリーニング体験だったけど、楽しかった。恐竜の中でも特にティラノサウルスが好きで(展示されているレプリカが)大きくてすごいなと思った」と笑顔で話した。
ブースの一角では、恐竜の縫いぐるみ、化石ガチャや、チーズ、お菓子、燻製などの特産品が販売された。恐竜たい焼きでおなじみの「いっぷく堂」も出店し、約30分待ちになるほど注文が殺到して好評だった。
恐竜ワールドむかわ展は26日まで。安平、むかわ両町が連携し、地域資源を知ってもらう場として開催しており、期間中は全長約12メートルの巨大肉食恐竜「ティラノサウルス・スコッティ」の全身復元骨格(レプリカ)を展示している。