クマ対策グッズ、品薄に 鈴やスプレー、需要急増

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  • 2023年11月17日
クマ対策グッズ、品薄に
鈴やスプレー、需要急増

 クマによる人身被害が全国で相次ぐ中、ホームセンターなどで対策グッズの売れ行きが例年になく伸びている。秋の行楽シーズンを迎え、ハイキングやキャンプで入山する人が増えており、クマよけの鈴や撃退スプレーの需要が急増。品薄や完売の店舗もあり、売り場の担当者は「こんな状況は初めて」と驚いている。

 ホームセンターのDCM(東京)では9月以降、出没件数の多い東北や北陸地方の店舗を中心に販売が急伸。特に、警戒心の強いクマに人間がいることを知らせる鈴は、11月の売り上げが前年比約3倍に上っている。市街地に現れた事例もあり、通勤や通学用に購入する人もいるという。

 「補充を繰り返している状態だ」と広報担当者。このほか農作業中に出没したクマを追い払うロケット花火や爆竹も売れている。

 クマと居合わせてしまった際に使う撃退スプレーも品薄が続く。海外製が多く、強力な「武器」にもなることから輸入には許可が必要だが、アウトドア用品を扱うモンベル(大阪市)では、トウガラシエキスの入った272ミリリットル入りスプレー(1万1880円)が全店で完売。石井スポーツ(東京)の都内の登山用品専門店でも「欠品中」を知らせる紙が張られていた。

 住宅がある場所では、安全性の観点から猟銃による駆除が難しい。獣害対策商品などを扱うサージミヤワキ(東京)は、簡単に設置できる電気柵を販売しており、最近は北海道内の自治体や全国のキャンプ場の運営者から問い合わせが増えている。担当者は「家庭菜園や公園に出没しても、警察や自治体は見守るしかできないことも多い。柵はクマを遠ざける選択肢になる」と語った。

 環境省が今月1日に公表した速報値によると、8月に15人だった被害人数が9月は38人、10月は71人と急増。4~10月にかけて18道府県で被害が確認され、秋田県が61人で最も多く、岩手県42人、福島県13人と続いた。クマは通常11~12月に冬眠に入るとされるが、秋田県の担当者は「餌不足で山に食べ物がなく、活動範囲が広がっているとの見方もある。冬眠まで警戒を強めてほしい」と話している。

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