北海道キリンビバレッジ(本社札幌市)は7日、胆振東部地震の復興支援として、同社やグループ会社の従業員で集めたベルマーク2万916点を安平町にある小中一貫の義務教育学校「早来学園」(山田誠一校長)に寄贈した。地震で被災した旧早来中学校時代の2019年から支援を続けており、今回で5回目。累計で11万1028点となった。
同社の渡辺昌彦営業管掌は「(旧早来中は)復興のシンボルでもある新校舎となったが、復興に少しでも関われたことをうれしく思う」とあいさつ。山田校長は「1枚1枚に手間暇をかけ、思いを寄せていただいた。より一層、教育活動を充実させていきたい」と謝辞を述べ、感謝状を贈った。
児童を代表して6年の白川玄馬君(11)は「大切に使いたい」と話し、児童生徒会長で8年(中学2年相当)の瀧澤柚奈さん(14)は「ベルマークを有効に使って、よりよい学校をつくっていきたい」と感謝した。
寄贈は同社をはじめ、北海道キリンビバレッジサービス、キリンビール北海道統括本部、千歳工場などが協力している。同校は児童生徒の意見を踏まえ、バスケットボールや布製のフライングディスク「ドッジビー」、ミニソフトバレーボールなどの購入に充てた。