苫小牧の駅前本通りの一角で目を引く赤い布看板。会社員や主婦らが、おいしい料理と酒を提供すると評判の店。
モノトーンの落ち着いた店内に流れるジャズの調べ。開業は2023年2月。「気軽に立ち寄って楽しんでほしい」と店主の志和智野さん(47)。
お薦めのランチは「シェフ自慢のペペロンチーノ」(500円)。パセリとニンニク、イタリア産唐辛子のピッコロを入れたシンプルな定番パスタだ。これにパンとサラダ、ドリンクセット(500円)を組み合わせ注文した。パンは自家製フォカッチャ。玉ネギを使い、甘くてしっとり。サラダはニンジン、ミニトマトで盛りがいい。ドリンクは1カ月熟成させたオレンジのソーダ割り。ランチの注文はオーダーシートで。平日と土・日曜とは別メニュー。
イタリアンのシェフ中山雄貴さん(32)と志和さんの母親敬子さん(79)で切り盛りする。志和店長は「生まれ育ったまちで地域に関わりながら商売を続けていきたい」とも。初めて訪れたという市内の30代男性は「前から気になっていたお店。料理も酒もおいしく大満足です」と話す。
苫小牧市王子町1の6の16。営業は午前11時30分~午後3時、午後5時~同10時(ラストオーダーは30分前)。月曜と月1回火曜休み。カウンター、テーブル各6席。貸切は最大15人。携帯電話070(8958)9347。