近視発症 屋外活動が抑制 京大チームが確認

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  • 2024年8月28日
近視発症 屋外活動が抑制 京大チームが確認

 ゲームやスマホといった近くを見る作業の増加や高学歴化を背景に、子どもの近視が急増している。そんな中、屋外活動が近視発症を抑える可能性が高いことを、複数の研究を分析する信頼度の高い手法「システマティックレビュー」を用いて京都大の研究チームが確認した。

 チームは2022年6月までに世界で実施された、子どもを屋外活動を増やすグループとそうでないグループに分けて比べる「ランダム化比較試験」をすべて調査。データを得られた全5研究を分析した。

 5研究は、中国や台湾のチームが計約1万人の小学生を対象に実施したもの。屋外活動を授業に取り入れたり、学校の休み時間に推奨したりする形で増やしていた。

 京大チームがこれらの研究を分析したところ、屋外活動を増やしたグループで1年後に近視を発症した率は7.1%で、増やさなかったグループの9.5%に比べ2.4ポイント低かった。2年後はそれぞれ22.5%と26.7%で差は4.2ポイント。3年後は同様に30.5%と39.8%で差は9.3ポイント開いていた。

 屋外活動が近視発症を抑える仕組みは解明されていないものの、チームの木戸愛・京大客員研究員は「日光にさらされることと関連している可能性があります」と解説する。いったん発症した近視の進行を抑える効果は、明確には確認できなかった。

 日本の近視発症率を抑えるには国としての取り組みが必要になるが、家庭でも子どもの屋外活動を促すことができる。短時間でも外に出ることや日陰での読書など、「取り入れやすいものから始めるとよいのでは」とチームの三宅正裕・京大特定講師は助言する。

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