前回に引き続き、コミュニティースペース「ENTRANCE(エントランス)」の役割の一つ「まちとつながる場」について、具体的なイベントを取り上げながらフォーカスして紹介します。
母親にリフレッシュしてもらう「ママNight」と同様、定期的なイベントに、「TJNight」があり、これまでに5回ほど開催しています。「TJNight」は「誰かとつながったり気軽に話すことができたりする機会がほしい」という声をきっかけに始め、テーマに沿って気軽に「集い・語り・つながる」ことを大切にしています。
今年度はさまざまな町内事業者や町民とコラボして、開催しています。2日には第6回を町早来にあるクラフトビールが飲めるお店「NORTHERNBREW(ノーザンブリュー)」で開催。クラフトビールを片手に、パリ五輪の男子バスケットボールの試合をみんなで観戦しました。当日は23人が参加し、うち半数は新規の人でした。
このイベントで大切にしていることは大きく二つ。一つ目は「町内事業者や町民と必ずコラボすること」です。エントランスやそれぞれのゲストが持つコミュニティーを混ぜ合わせることにより、町民同士が新たにつながることを大切にしています。二つ目は「参加するハードルを下げる」こと。人口の少ない町で、特に単身の方は、能動的に動かなければ誰かとつながる機会はなかなか得られないと思います。だからこそ、イベントという形にして、気軽に参加できるようにハードルを下げることを大切にしています。友達が自分の友達を連れてきて、口コミで広がっていくようなイメージでと考えています。
(エントランス現場運営責任者・安平)