ドジャースの大谷が2年連続3度目の40本塁打に王手をかけた。五回1死から初球の甘く入って来たカーブを振り抜くと、痛烈な打球は右中間席の前にある相手のブルペンに吸い込まれた。
2試合連続の一発は貴重な先制アーチで、ロバーツ監督は「いい打席だった」と評価。盗塁はなかったため、37個のままだが、メジャーで過去に5人しかいないシーズンの「40本塁打、40盗塁」に一歩近づいた。
この日は昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表で共にプレーしたカージナルスのヌートバーも代打で本塁打を放ち、アーチで競演した。ヌートバーは8月不調の大谷について「彼の言うスランプは、他の選手とは違う。積極的に自分のスイングをしていた」と心配する様子はなかった。