厚真町や自治会、港湾関係企業、大学教授らで構成する町津波防災地域づくり推進協議会(定池祐季会長)は1日、町内の厚南会館で2024年度1回目の会合を開き、23年度に策定した厚真町津波防災地域づくり推進計画について、来年3月までに第2版を作成する方針を確認した。
同協議会は昨年度、4回会合を開き、懇談会などで津波浸水区域の住民や海岸利用者から得られた津波防災対策の意見を踏まえて同計画について審議。浜厚真地区における津波避難施設の建設など策定した内容を今年3月にまとめた。今年度は3回会合を開き、避難路の整備や避難ポイントの周知など細部を検討して第2版に盛り込む。
この日は委員ら34人が出席し、情報発信や町民の理解促進に向けて意見を交換。「地震発生時にどう行動すればよいか、日ごろから町民の目に見えるようにしてほしい」「みんなが納得するよう、町は意見の集め方を改善するべき」などの意見を寄せた。
終了後、定池会長は「会合で気になることを話し合い、意見を反映するプロセスを大切にしたい」と話した。