太陽光発電事業を手掛けるH・Eエナジー(本社札幌市)はこのほど、白老町虎杖浜の庭園施設「ナチュの森」隣接地に自家消費型太陽光発電設備を導入し、運用を開始したと発表した。同森を運営し、土地を所有するナチュラルサイエンス(本社東京)は2050年の脱炭素化社会実現に向け「環境に優しい電力で実現に貢献したい」としている。
設備は、ナチュの森の南側に隣接する約1ヘクタールの自社保有地にあり、692枚の太陽光パネルの合計出力は最大380・6キロワット。H・Eエナジーが設計、施工を手掛け、今年1月までに完成した。
発電した電力は同森のスキンケア製品製造工場に送電し、自家消費している。年間自家消費量は554・9キロワットを予定し、年間123・2トンの二酸化炭素の削減を見込む。導入により、同工場の年間使用電力は37・63%削減できるとし、今後は40%減を目指すという。