むかわ町議会は30日、臨時会を開き、穂別地区の復興拠点施設等整備事業1の事業費を盛り込んだ2024年度一般会計補正予算案など議案6件を可決した。同事業は25年度までに博物館施設と温浴カフェ、まちなか交流施設などを整備し、2018年9月の胆振東部地震からの創造的復興を目指す。総事業費は21億9700万円となる。
総事業費の内訳は、24年度が12億4862万円、25年度9億1838万円、備品購入費3000万円。今回補正に盛り込まれた事業費は11億4375万8000円で、一般財源は6005万円。残りは国のデジタル田園都市国家構想交付金と町債(合併特例債)で賄う。
24年度は、博物館施設の基礎工事や既存の穂別博物館の改修工事などを行う。温浴カフェとまちなか交流館は、施設整備や外構工事を実施する。25年度は、博物館施設の屋根工事や内外装の仕上げなどを行い、施設を完成させる。
一般会計は12億1367万円を追加し、総額107億8918万円となった。