とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)は11日、安平町追分弥生に新築する農産物集出荷貯蔵施設の地鎮祭を行った。JAとまこまい広域や同町、工事の実施会社など36人が出席して神事を執り行い、工事の安全を祈願した。
同施設は、鉄骨造平屋建て、延べ床面積945平方メートル。事業費は2億1600万円。8月に着工し、2025年3月に完成を予定している。加工用ジャガイモの一時保管とコメ、麦の保管場所となる。
加工用ジャガイモは、大手菓子メーカーが生産するポテトチップスの原材料に使用されるなど、年々生産量が増加している。一方、仮置きする施設は不足し、生産者から要望を受けて協議し、新施設の設置を決めた。
JAとまこまい広域の宮田広幸組合長は「施設の完成は生産者の所得向上につながる」と安全な工事を願った。