任期満了に伴う厚真町長選(6月25日告示)で無投票当選した宮坂尚市朗町長(68)は8日、5期目の初登庁となり、町役場正面玄関で職員の拍手に迎えられ、花束を受け取った。午前10時ごろから、役場議事堂で職員約50人を前に訓示し、「1丁目1番地は災害からの復興。復興を果たす厚真町を全国に発信しなければならない」と力を込めた。任期は2028年7月7日まで。
宮坂町長は地域のコミュニティー力が低下していることを町の課題に挙げ、「横の連携を密にし、新しい人の輪、にぎわいづくりを進めたい」と抱負を述べた。道内で次世代半導体製造企業の進出やDX(デジタルトランスフォーメーション)などが進められていることに触れ、「新しい風を発展の推進力に変えていこう」と呼び掛けた。