スロバキアに留学していた時、擦れ違う人からよくあいさつをされると感じておりました。日本人が珍しいのかと思いましたが、どうやら目が合ったら自然としているようでした。私は知らない人と目が合ってしまうと、気まずくなり目をそらしてしまうことが多いので、とても新鮮に感じました。
ちょうどスロバキアに行く直前に日本で見たニュースで、あいさつを推奨している町の特集があり、その中で怪しい人にも積極的にすることによって防犯対策になるという話を聞いたことを思い出しました。現地の友達に話をしたところ、あいさつは相手と仲良くなるための第一歩であり、まずは相手に対して敵意が無いことを示すための行動であるという意見でした。相手と仲良くなったり、防犯対策になったり、他にもすることによって得られることがさまざまあると思いました。
苫小牧市には10年近く住んでおりますが、自宅の周辺などではあいさつをしてくれる方が多いと感じております。苫小牧高専においても、学生が元気よくしてくれる場合が多く、特に学生寮に住んでいる学生からの大きな声には驚くことが多いです。元気よくあいさつができると、気持ちよく一日を過ごせると思います。苫小牧市でもする人がもっと増えるとすてきだと思います。
早いもので、ゆのみの原稿を執筆して1年近くが過ぎました。残りわずかですが、お付き合いいただければ幸いです。
(苫小牧工業高等専門学校准教授)