むかわ町は公私連携保育所型認定こども園さくら認定こども園(町穂別地区)の保護者を対象に、初めての説明会を2日午後7時から、穂別町民センターで開く。町は同園を運営する宗教法人真光寺に対し、職員数の不足や保育士へのパワーハラスメント(パワハラ)の疑いなどについて、2023年9月と12月に改善勧告を出しており、保護者の不安の声を聞く。
4月30日に開かれた町議会総務厚生常任委員会で、町が概要を説明した。傍聴席や託児スペースを設置し、保護者や関係者が聞ける場を確保した。
説明会では、町が21年12月に真光寺と締結した協定書の内容などを説明した後、保護者との質疑応答の時間を設ける。同園にも出席を打診したが、パワハラに関する第三者委員会の結果が出ておらず弁護士から止められていること、4月19日に同園で開いた保護者説明会で説明責任を果たしたとして、出席しない意向が伝えられたという。
町は「園児や保護者の気持ちを第一に考え、保護者と話して不安の解消に努めたい」としている。