厚真町観光協会の2024年度田んぼのオーナー事業が28日始まり、家族連れなど100人が町幌内地区で種まき作業を見学した。希望者はその後、マナビィハウスに移動。かかし作りに挑戦し、秋の豊作を願った。
07年度から続く事業。1区画(1アール)2万7500円で権利を取得したオーナーは、同地区の高橋農園の手ほどきを受けながら、田植えから秋の稲刈りまでを体験できる。今年度は札幌市や苫小牧市などから100区画分の申し込みがあった。
札幌市手稲区から来た小学5年の横道由愛さん(10)は「初めて参加した。かかしを田んぼに立てて、シカが入らないようにしたい」と話した。
同協会によると、田植えは5月26日に予定。稲刈りは9月下旬から10月上旬までに行う見通し。