むかわ町の鵡川中学校(宮田真基校長)のグラウンドで26日、創立60周年の記念植樹が行われた。2年生27人が樹医、松浦義夫さん(83)=町花岡=の指導を受けてヤエザクラの苗木23本を植え、成長を願った。
同校は1947年に開校した。63年に旧花岡中学校、64年に旧生田中学校と統合し、現在の鵡川中となった。
サクラの植樹は、苗木が年月を経て成長し、春に花を咲かせて地域住民に喜んでもらえるように、という思いを込めて企画した。
生徒たちはグラウンドの土を深さ40センチまで掘って苗木を植えた。盛り土をすり鉢状に整え、雨水が浸透しやすいよう工夫を凝らした。
参加した佐藤龍次郎君(13)は「土に砂利があり、掘るのが大変だった。サクラは学校を通る時に見ていきたい」と話した。