ゴールデンウイーク(GW)最初の週末となった27日、胆振東部では地域の畑やビニールハウスで収穫された野菜、花苗を販売する直売所に、観光客や地域住民が大勢訪れ、目当ての品を購入した。直売所では6日までのGW期間中にイベントを開催し、1次産品の販売を通じて地域の魅力を発信する。
安平町早来富岡の北海道興農社は27日~5月6日、花と野菜の直売所、サックルズファームで「GW春のセール」を開催。同社で育てた花苗や野菜苗などを通常より安く販売し、初日から来店者が次々に訪れ、商品を購入した。
厚真町京町の会社員、三國香織さん(51)は「のぼり旗が気になって入った。新鮮な果物や花があってよかった」と話す。29日には千歳市のパン工房ゆみなが、北海道興農社で生産された野菜を使ったパンなどを販売。5月5、6両日も出店を予定する。
むかわ町松風のぽぽんた市場では、町産のレタスやシイタケなどを店頭に並べ、多数の人が訪れた。町観光協会は29日までの3日間、同市場前にテントを張り、町産豚肉のローストポークや牛肉のハンバーガーなどを販売した。28日には、鵡川高校と連携した取り組みの一環で2年生2人がアルバイト。冨野杏菜さん(16)は「買いに来た方とコミュニケーションを取れて楽しかった」、梅沢祐莉さん(17)は「自分にできることがあれば、今後も観光協会の活動に参加したい」と話した。