白老町の姉妹都市カナダ・ケネル市で民間交流を行ったケネル白老フレンドシップクラブ(QSFC、加藤泰久会長)のツアー一行が19日、町役場を訪れ、大塩英男町長に帰国を報告した。参加した高校生らは「たくさんの発見があった」と話した。
ツアーは7年ぶりで、3月26日~4月2日に実施された。町内在住の中高生10人と引率5人が、ホームーステイをしながら現地の公共施設などを巡り、市長や市民と交流した。
この日は、加藤会長と引率者3人のほか、苫小牧工業高等専門学校2年の廣田優斗さん(16)、苫小牧東高校2年の荒川孝太さん(16)と矢橋暖大さん(16)が来庁した。
一行のリーダーを務めた坂本譲さん(70)が帰町を報告。ケネル市のロン・ポール市長(73)から譲り受けた同市の空撮写真(約1メートル×2メートル)を大塩町長に手渡し、「両市町友好の証しとして役場庁舎内での掲示を」と希望した。廣田さんは「日本語の通じる環境がいかに幸せかを改めて感じた。その意味で発見の多いツアーだった」と話した。
大塩町長は「異文化に直接触れた体験は皆さんの財産になったと思う。今後の人生に役立ててほしい」と語り掛けた。
QSFCでは今後、参加者の体験談などをまとめた報告書を協賛者へ配布する。5月には総会と合わせ、町民向け報告会も開く考え。