白老町虎杖浜の住民や企業でつくるアヨロ鼻灯台周辺保存会(吉良哲子会長)は16日、虎杖浜生活館で定期総会を開いた。2024年度事業計画に同地域の草刈りや写真と俳句のコンテストの実施を決めた。
会員や来賓ら約20人が出席。今年度事業計画を審議し、ゲーム性を持たせて清掃とごみ分別をする「クリーンゲームス」、研修会(いずれも6月23日)、灯台周辺の早朝草刈り(5月25日、7月27日)、会員が交流する懇話会(9月13日)の開催を決めた。
従来のフォトコンテストは今年度、俳句を合わせたコンテストとし、7月1日~8月30日に作品を募集する。灯台周辺の周遊を促進するマップの作成事業も進める。
昨年度作成したアヨロ鼻灯台の写真をあしらったA4判クリアファイルもお披露目した。価格は180円。ポロトミンタラなどの町内観光施設や宿泊施設で販売し、会の活動資金に充てていく。
同灯台は2016年10月に廃止され、現在は町が管理する。同会は19年7月に発足し、灯台周辺に点在する縄文期~アイヌ文化期の遺跡の保護や歴史、文化の継承に活動している。