仙台藩白老元陣屋資料館は15日、同館周辺を町民有志らで清掃する「陣屋跡クリーン作戦」を行った。陸上自衛隊白老駐屯地の隊員や同館の職員、ボランティアなど計57人が参加し、雪解け後に現れたポイ捨てごみや枯れ枝を拾い集めた。
同館は今年10月、開館40周年を迎える。史跡を散策する町民や観光客が足を引っ掛けてけがをしないようにと、二輪車なども使って大きめの枯れ枝を中心に拾い集めた。苫小牧市の造園業者を入れ、枯れ木も伐採した。
5月5日に行う「こどもの日イベント」では、白老東高校2年生と白老小学校5年生の計3人が陣屋ガイドを初めて務める。参加者と共に汗をかいた武永真館長は「今年は北海道遺産になってから3年目。きれいになった史跡にぜひ足を運んで」と話した。