台湾東部・花蓮沖を震源とする強い地震の発生で、白老町と友好交流推進協定を結ぶ花蓮県秀林郷も大きな被害を受けたことから、町赤十字奉仕団(遠塚谷智子委員長)は10日、被災地に送る救援金を募る街頭募金をコープさっぽろパセオしらおい前で行った。
同奉仕団の街頭募金は、昨年4月に行ったトルコ・シリア地震被災地支援と今年1月の能登半島地震支援に続き3回目。
団員18人が協力を呼び掛け、4時間ほどで10万5869円が集まった。能登半島地震支援では今回とほぼ同額の10万4859円が寄せられており、友好関係にある秀林郷への町民の関心の高さが表れた。善意は町に寄託後、日本赤十字社を通じ、現地へ届けられる。
日本赤十字社白老分区長も務める大塩英男町長は、4日付で秀林郷の王郷長に「皆さんの無事と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げる」とメッセージを送り、王郷長からは10日までにメールで「白老町の哀悼の意に心から感謝すると共に優しさと温かさの重要な力として日台友好の『優しさの輪』を世界中に広げたい」と返信があったという。