白老町陣屋町の仙台藩白老元陣屋資料館は12日から、端午の節句企画「武者人形展」を館内で開く。昭和初期から平成までに作られたよろい装束の武者人形、弓太刀飾り、かぶとなど約20点を5月6日まで並べる。
端午の節句(5月5日)にちなみ、2004年から続ける行事。
資料はいずれも、災厄から子どもを守り、健やかな成長を祈って飾られてきたもの。ボランティア組織の同資料館友の会メンバーが10日までに展示した。こいのぼりの掲揚も4日に敷地内で始め、吹き流しと大小3匹が春風に乗って元気に泳いでいる。
5月5日午前10時~午後1時には、体験講座「こどもの日イベント」を開く。友の会の協力で、よろいかぶとの試着、こいのぼりの工作、展示ガイド、マジック披露、クイズラリーのほか、せんべい焼き、乗馬、ドローン体験などを実施する。イベント開催時間内の入館料は無料。乗馬体験の参加費は300円で、馬のニンジン代として別途100円が必要。
武永真館長は「地域の子どもたちに向けた大切な行事。端午の節句にはよろいを試着できるので、ぜひ体験して気分を高めて」と参加を呼び掛けている。
問い合わせは同資料館 電話0144(85)2666。