図書館と福祉の拠点として、苫小牧市が2022年12月、東開町に設置した公共施設・市東開文化交流サロン内にあるカフェ。市民の利便性向上と障害者の就労支援の場として運営されている。
「スープを食べるパンのセット」(880円)は、同サロンの指定管理者「Social Library Platform東開町」の構成団体の一つ、社会福祉法人ゆうゆうが石狩管内当別町で展開する飲食店「コミュニティー農園ぺこぺこのはたけ」から仕入れた野菜のスープを使用。市内日吉町の「アルドール」で作られた天然酵母パンとのセットメニューで、「ぺこぺこ―」に併設されている農園や同サロンの畑で収穫された野菜を取り入れている。スープやサラダの種類は季節によって異なる。
同じく、農業と福祉の両面の視点から生産された米や野菜を使った「おにぎりと豚汁のセット」(660円)も展開。離乳食が完了したころの幼い子どもから高齢者まで、幅広い年代の人に喜ばれているという。担当する同センターの壽崎琴音さんは「生産から提供まで多様な人が関わっている、思いのこもったメニュー。ぜひ、味わってもらえれば」と話している。
苫小牧市東開町2の12の22。営業時間は午前9時~午後5時(軽食提供は午前11時~午後3時。その他のラストオーダーは午後4時半)。一部テークアウトも対応。年末年始を除き基本的に無休。電話(同サロン)0144(84)7956。