白老町末広町の私設図書館、みみずく文庫(山下麻理子代表)はこのほど、萩野公民館で、おはなし会を開いた。町民ボランティア団体「白老お話かたらんば」や苫小牧市で活動する「おはなしオルゴール」の会員ら計5人の語りに町民ら20人が聞き入った。
語り手が覚えた本の内容を情感豊かに語る「ストーリーテリング」の手法で行われた。貧しい人たちが機転や運命によって豊かな暮らしを手に入れる日本の昔話や、イギリス、ウクライナの民話を紹介し、目を閉じて情景を思い浮かべる参加者もいた。
同文庫は1995年、図書館司書の経験を持つ山下さんが萩野地区に開館。おはなし会は97年ごろから始めた。2016年に現在の末広町に移転し、約55平方メートルの広さに児童書や絵本など約4300冊を収蔵している。