親子で楽しめる一日限定イベント「おやこワークショップDay」が22日、厚真町内の上厚真サテライトオフィス(旧宮の森保育園)で開かれた。寒空の下で時折雨にも見舞われたが、子どもたちの元気いっぱいの声が広場に響いた。
全国各地で地域活性化事業などを手掛ける「さとゆめ」(東京)が、サテライトオフィスなど町内にある施設を多くの人に使ってもらう可能性を模索する実証事業として開催。町が後援した。
キッチンカーでホットドッグをはじめ、野菜やジュースを販売。木の棒を投げてピンを倒すスポーツ「モルック」の体験、町の公営塾「よりみち学舎」によるペットボトルロケット作りなどを行い、子どもたちの人気を集めた。札幌市から家族らで訪れた新琴似西小学校4年の金本柊哉君(10)はペットボトルロケットに初挑戦し、「圧が足りなかったが、(飛んだ時は)思ったより速かった。また機会があれば来たい」と笑顔を見せた。
町の地域活性化起業人で同社の福井遼さん(33)は「僕らが想像していたよりも子連れが多かった」と感触を語り、「イベントについてだけでなく、施設の活用方法に関する声を拾い、地域課題を解決する取っ掛かりにしていければ」と話していた。