厚真町は18日、町内の浜厚真野原公園サッカー場や浜厚真海岸の環境整備、上厚真小学校への物品寄贈などで地域に貢献したとして、岩倉建設(本社札幌市)に感謝状を贈った。
同社は、胆振東部地震で被災した日高幌内川の復旧工事などを担当する傍ら、浜厚真のサッカー場で損傷していた進入路の基盤整備工事をし、8月上旬に行われた国際大会期間中に仮設のトイレ15台をリース提供した。上厚真小学校にはワイヤレススピーカー3台とマイク、音楽授業で利用する楽器を寄贈。さらに浜厚真海浜公園の整地や清掃を行い、町の関わる事業や学習環境の向上を支援した。
宮坂尚市朗町長は「苫小牧地区周辺の課題を解決し、未来につながる整備のみならず、環境整備にも気配りをしていただいていることに感謝し、社会に対する使命感に敬意を表する」と謝辞を述べた。
感謝状を受け取り、同社の鈴木泰至社長は「厚真町には震災前から工事などでお世話になっている。これからもできる限りのことをさせていただきたい」と気持ちを新たにしていた。