白老町交通安全町民運動推進委員会(会長・大塩英男町長)は16日、町内の高齢者を対象に交通安全講習会を町総合保健福祉センターで開いた。町民25人が苫小牧署の署員の講話に耳を傾け、ドライブシミュレーター「ほくと号」での運転を体験した。
同委員会は2009年から毎年、冬の交通安全運動(11月13~22日)の一環で同講習会を開いている。今年は初めて運転シミュレーションを導入し、「ほくと号」が稼働する10月に合わせて開催時期を早めた。
講話では、苫小牧署交通第1課の近藤寛由企画係長が冬季の事故防止策や安全運転のポイントなどを紹介した。
「ほくと号」を使った運転シミュレーションでは、物陰から飛び出す子どもへの注意、横断歩道前での減速や一時停止が指摘された。運転体験をした栄町の遠藤勝寬さん(79)は「子どもの飛び出しなど、当たり前だが気を付けるべき運転技術の要点を、改めておさらいできた」と話していた。