林理事長、副学長に辞任迫る 日大執行部、対立で混乱―アメフト部薬物事件対応巡り

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  • 2023年10月18日
林理事長と沢田副学長

 日本大学アメリカンフットボール部員の薬物事件への対応を巡り、林真理子理事長ら執行部が沢田康広副学長に辞任を求めていることが17日、関係者への取材で分かった。沢田氏は、一連の対応状況は林氏にも伝わっていたと主張し、第三者委員会の結論前の辞任に難色を示すなど、対立が深まっているという。アメフト部の薬物事件では、16日に部員2人目の逮捕者が出ている。

 林氏は元理事長による脱税事件などの不祥事を受け、改革を掲げて昨年7月に就任したが、再び学内のガバナンス(統治)に混乱が生じているもようだ。

 日大側は今年8月の記者会見で一連の経緯を説明したが、部員の部屋で植物細片などを発見しながら、警視庁への連絡は12日後だったことが批判された。沢田氏の代理人弁護士から時事通信に提供された林、沢田両氏の会話の録音データなどによると、林氏は、この12日間に植物細片などを保管していた沢田氏が大麻取締法違反で立件される恐れなどを理由に、9月4日に辞任を求めた。

 会話で林氏は「文部科学省に(沢田)先生の処分がどうなっているかと言われており、先生が警視庁から事情を聴かれるという情報も入っている」「(聴取の際は)副学長ではなく、元副学長としたい。姑息(こそく)な手段だが、他に日大を守る方法がない」などと述べた。

 私学助成金不交付の回避にも言及。「私たち執行部は世間にごめんなさいして尻尾振っていくと結論出してる」「(沢田)先生は誇り高く自分は間違ってないと言っても、私たちは補助金も欲しいし、たたかれたくない」などと伝え、解任要求も辞さないと通告していた。

 沢田氏は、対応内容は学長を通じて林氏に伝えており、独断ではないと主張。代理人を通じて「辞任を求める理由に合理性がなく、手続きも経ずに第三者委の結論が出る前に辞任させようとしたことが納得できない」とコメントした。17日までに容疑者として聴取を受けた事実もないという。

 林氏は「具体的な発言内容は記憶していない」と日大広報部を通じ書面で回答。「近く出される第三者委の意見を真摯(しんし)に受け止め検討し、最終的な結論を出したい」としている。

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