厚真町の厚南地区で子ども会の設立に向けて準備が進められている。若い世代から希望があったためで、住民有志による子ども会設立準備実行委員会(澤口研太郎委員長)が11月にも町に設立を申請する考え。14日には機運を高める目的でハロウィーンにちなんだパレードが上厚真の市街地で行われ、仮装した地域の子どもたちが元気いっぱいにまちを練り歩いた。
同地区では、町外から移住してきた子育て世代から子ども会活動を求める声があり、設立に向けて実行委を組織。各自治会の声を聞きながら準備を進めている。
町への申請は11月に予定し、立ち上げ後は上厚真小学校PTAと連携し、子どもの健全育成に結び付くさまざまな事業を進めていく考え。澤口委員長(35)は「最初は年に2回くらいイベントをやりながら、移住してきた人たちもいろんな方と関われる取り組みをしていきたい」と話す。
ハロウィーンパレードには、子どもから大人まで約100人がアニメのキャラクターや魔法使い、お化けなどに扮(ふん)して参加した。秋晴れの空の下、厚南会館を発着点に、上厚真神社などを経由し、30~40分市街地を練り歩いた。
神社前では町の公式キャラクター「あつまるくん」が登場し、商店の前や旧店舗跡地では地域住民やデイサービスの利用者らが出迎えた。子どもたちのかわいらしい姿に目を細め、お菓子をプレゼントするなどして喜ばせた。
メイドに扮(ふん)した上厚真小学校4年の岡嶋優芽さん(10)は「楽しい。またやってほしい」と笑みを浮かべて希望した。