イーグルス開幕4連勝 アジアリーグ・アイスホッケー

  • アイスホッケー, スポーツ, レッドイーグルス
  • 2023年10月2日
2回戦〔イーグルス―東北〕第1ピリオドに4点目を押し込む髙木
2回戦〔イーグルス―東北〕第1ピリオドに4点目を押し込む髙木
シュートを打ち込む武部
シュートを打ち込む武部

  アイスホッケーアジアリーグ2023~24が9月30日、10月1日、月寒体育館=札幌市=などで4試合が行われた。レッドイーグルス北海道は東北フリーブレイズと激突。相手の素早い攻撃展開に苦しむ場面もあったが、連係からチャンスを物にして2連勝した。

   開幕からの4戦4勝に荻野順二監督は「ディフェンスの攻撃参加、ブレークアウト時のサポートなど、選手のハードワークのおかげ。練習の取り組みを選手たちが表現している」と評価した。

   ▽2回戦

  レッドイーグルス北海道(4勝)4―1東北フリーブレイズ(3勝3敗)

   ▽得点者【レ】久慈(牛来、入倉)中屋敷(橋本、中島)三田村(髙木、橋本)髙木(橋本、相木)【東】京谷(小原、矢野)▽GK【レ】小野田【東】畑▽シュート数【レ】46【東】22▽反則【レ】6分【東】10分▽パワープレー得点【レ】0【東】0▽キルプレー得点【レ】0【東】0▽観客数1016人

   試合開始直後から、フリーブレイズの素早いフォアチェックに押され、早々に先制点を与えるも、5分に牛来のパスを受けた久慈のシュートですぐさま同点に追い付いた。中屋敷が勝ち越し点を挙げると、第2ピリオドに2点を追加するなどゲームを支配した。守備では、小野田が相手の速攻やリバウンドを防ぐビッグセーブを見せ、追撃を許さなかった。

  栃木日光アイスバックス(3勝3敗)3―0横浜グリッツ(4敗)

  9月30日

   ▽1回戦

  レッドイーグルス北海道(3勝)7―2東北フリーブレイズ(3勝2敗)

   ▽得点者【レ】高橋(佐々木、中島)高橋(中島、橋本)武部(今、彦坂)久慈(佐々木、橋本)中屋敷(高橋、橋本)入倉(ハリデー、牛来)髙木(武部、相木)【東】田中遼(ボイバン、石田)石田(渡邉、生江)▽GK【レ】成澤【東】畑、橋本▽シュート数【レ】29【東】20▽反則【レ】8分【東】6分▽パワープレー得点【レ】3【東】0▽キルプレー得点【レ】0【東】0▽観客数 871人

   今季加入した武部のアジアリーグ初ゴールなど、3度のパワープレー全てで得点を挙げ、7得点の大量リードで相手を圧倒。荻野監督は「ディフェンスゾーンでリバウンドをたたかれ、ピンチの場面もあったが、得点からリズムを取り戻せたし、しっかりチャンスを物にできたことが大きかった」と振り返った。守備でも4度の数的不利なキルプレーをFW相木や柴田による素早いフォアチェックで阻止するなど、前線の守りも光った。

  栃木日光アイスバックス(2勝3敗)5―0横浜グリッツ(3敗)

 ―新加入の武部、初ゴール

   今シーズン加入した苫小牧市出身のイーグルスDF武部が1回戦でアジアリーグ初ゴールを決めた。「ジャンボ」の愛称でチームメートやファンから親しまれる武部は「パスを受けてシュートを打とうと思ったが、相手のプレッシャーが来なかったので、前に出てしっかり狙った」と分析し「得点した瞬間は驚きと興奮があった」と心境を振り返った

   得点は第2ピリオドのパワープレー。右サイドでパスを受けた武部は、シュートモーションに入るも相手が低い位置で守っていることを確認すると、もう一歩踏み込んでゴールキーパーの肩口を抜く強烈なシュートをゴールへ突き刺した。

   荻野監督は「チームにとって欲しかった追加点を強みのシュート力を発揮して、しっかり決めてくれた。攻守で成長を感じるし、サイズ感を生かしたプレー、攻守への貢献に期待したい」と語った。

   ここまで4戦に出場し、1ゴール2アシストの武部。「毎試合がとても勉強になっているし、成長を感じている。まだまだ反省点をしっかり修正して、もっといいプレーをできるようにしたい」と力を込める。

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